引っ越し先には様々な荷物を運び入れなければなりませんが、その時に問題になりやすいのが、引っ越し先に家電などが入らないという欠点です。
洗濯機も引っ越し先に運び入れる時に新居に入らないことが多く、それでこちらも引っ越し業者も困ってしまうことが多くあります。
それなら外で使えばいいのではないかと思う人もいるかもしれませんが、誰しもそのような選択肢が選べるわけではありません。
便利な洗濯機を使っている人ほど中に運び入れたいと思うのも当然ですが、新居に洗濯機が入らない場合はどうすればいいのでしょうか。
そこで、引っ越し先に洗濯機が入らなかった場合はどうすればいいのかをご説明しましょう。
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もくじ
もしも引っ越し先に洗濯機が入らなかったらどうすればいい？
もしも新居に洗濯機を運び入れたくても運び入れられなかった時、非常に困りますよね。
事前に大きさを確認してなかったこちらも悪いのかもしれませんが、見通しが甘くなってしまうのは誰でもあることです。
問題なのは、新居に運び入れられなかった洗濯機をどうやって入れるかどうかです。
特に洗濯機によっては大型のものがあるので、新居に入らかなったことも多くあるでしょう。
では、引っ越し先に洗濯機が入らない時に行う方法をご説明しましょう。
階段や入り口で洗濯機が入れられない場合
特に多いのは、階段や玄関口で洗濯機が引っかかってしまい、洗濯機が中に入れられないというケースです。
これでは置きたいところまで洗濯機を運ぶことが出来ないので、何とかしなければなりません。
この場合、クレーンによる運搬方法を行うのが一般的です。
クレーンによって他に洗濯機を運び入れることが出来るところまで吊り上げ、作業員がキャッチして洗濯機を設置するという方法です。
この方法であれば玄関口や階段など運び入れることが出来ないところでも、簡単に洗濯機を設置することが出来ます。
ただし、この方法はクレーンを利用出来る場合に選べる方法です。
どの業者もクレーンに対応しているわけではありませんし、クレーンに対応していたとしても引っ越し先によってはクレーンが利用出来ない場合もあります。
もしどのような場合でもクレーンが利用出来ない場合は他の方法を試すか、あるいは運び入れる洗濯機を手放すといった選択肢があるでしょう。
防水パンが小さい場合
洗濯機そのものは入るものの、防水パンが小さすぎてはみ出してしまうということもあります。
防水パンとは排水口の受け皿のことで、洗濯機から排水口に水が排水される時に漏水しない為に必ず必要なのです。
つまり、防水パンが小さくてはみ出している状態だと排水される水が受け止めきれず、漏水してしまう可能性があります。
これは洗濯機のサイズに左右されるところなので、洗濯機が入ったとしても防水パンが小さければ意味がありません。
ですが、この問題は防水パンを上げ底して洗濯機を設置するだけで解決出来ます。
ポイントは防水パンの形に合わせた防振パットを敷くことです。
この防振パットは下に振動を伝えないようにする為に必要になるので、必ず敷くことになります。
防振パットを敷いたその上に洗濯機の足に合わせてレンガを置き、その上に洗濯機を設置すれば使えるようになるでしょう。
しかし、この方法は防水パンの周辺に壁や洗面台がない状態にのみ活用出来る方法です。
防水パンの周辺に壁や洗面台があると洗濯機自体を設置することが出来ないので、別の場所に設置するしか方法がなくなってしまいます。
洗濯機を設置する際には防水パンの周辺に壁や洗面台などがないかをチェックしましょう。
蛇口の高さが合わない場合
洗濯機も防水パンも問題なかったとしても、蛇口の高さが合わなくて洗濯機が使えないといった事態も珍しくありません。
このままでは洗濯機を使うのが不便になるばかりですし、蛇口の形状が合わなくなるだけで防水パンからはみ出してしまうこともあるでしょう。
そこで、蛇口を取り換えて洗濯機のサイズに合うものにする方法があります。
この方法であれば当初はサイズが合わなくても、蛇口を取り換えるだけで洗濯機が使用出来るようになります。
蛇口には様々な形状のものが売られているので、事前に蛇口の形状を確認してから蛇口を購入すると当日でもスムーズに設置出来るようになります。
洗濯機を運び入れる時の注意点
洗濯機を無事に新居で活用する場合、運び入れる際には様々な注意点があります。
事前に洗濯機のサイズを測っておくなど、出来ることが多くあるのでしっかりと覚えておきましょう。
では、洗濯機を運び入れる時の注意点とはどんなことなのでしょうか。
何が起こっても責任を負う覚悟が必要
引っ越し先から洗濯機を運び入れる場合でも家電量販店で購入して搬入してもらう場合でも、何が起こってもこちらが責任を負う覚悟が必要になります。
引っ越し業者はプロですが、時には失敗することがあるのも人間です。
家電量販店で洗濯機を購入する際、搬入出来るかどうか下見に来てもらえますが、搬入出来ないとなると断られてしまいます。
つまり、無理矢理新居に運び入れる時に少しでも洗濯機や周囲の家具などが傷ついてもこちらの責任で良いということを事前に伝える必要性があるのです。
業者や家電量販店からすれば少しでも責任を負うようなことは避けたいので、こちらが責任を負ってくれるのであれば安心して搬入出来るでしょう。
事前に洗濯機のサイズを正確に測る
洗濯機が引っ越し先に運び入れることが出来ないのは、事前に洗濯機のサイズを考慮していなかったこちらの責任でもあります。
・左右の手かけ部分を含めた本体の幅
・給水ホースと排水ホースの長さ
・引っ越し先の蛇口の高さ
・防水パンの大きさ
主に以上のサイズを正確に測ることで洗濯機を運び入れることが出来るのか、設置する時に必要なものは何なのかを知ることが出来るでしょう。
なお、洗濯機のサイズが運び入れる時にギリギリだった場合は、数ミリ程度の余裕があれば大丈夫です。
ドアを外す
洗濯機を外す際にドアのせいで運び入れられないこともあります。
その場合はドアや戸を外すことで洗濯機を運び入れることが出来るでしょう。
玄関のドアや室内のドア、そしてドアを留めている蝶番を外すことで洗濯機が運び入れられますが、場合によってはドアを元通りにならないこともあります。
ドアを外す時は元通りに取りつけることも考慮しなければならないので、元通りにならない場合は注意しましょう。
また、場合によってはドアのストッパーを外す必要性もあるので、そこも考慮するのが得策です。
手かけを外せば数ミリは稼げる
もしもたった数ミリあれば洗濯機が運び入れられるというような場合は、洗濯機の手かけ部分を外すのが得策です。
手かけ部分だけで数ミリあるので、それを外せば洗濯機を運び入れることが出来るでしょう。
なお、外した手かけ部分は再び取りつけられるので安心してくださいね。
さいごに
引っ越し先に洗濯機を運び入れる場合、どうしてもサイズなどの関係で運び入れることが出来ないこともあります。
無事に運び入れることが出来たとしても、今度は防水パンや蛇口など様々な問題が浮上することもあるでしょう。
しかし、それらは全て事前にサイズを測ったり、現場を確認することで回避出来ることす。
元々洗濯機が古かった場合はスリムな洗濯機に買い替える選択肢もあるので、古い場合は買い替えるか、そのまま使い続けるならサイズなどを確認しておくのがおすすめです。
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