引越しの際にいくつか家電を新居に持っていく人も多いかと思われますが、洗濯機を新居に持っていく為には先に取り外し、引越し先で取り付けを行わなければなりません。
取り付けや取り外しは自分で行うことも出来ますが、それだと素人では失敗してしまう可能性があるでしょう。
それなら業者などに依頼すれば引越し先でも安心して洗濯機を使うことが出来るものの、業者に依頼すると料金がかかるのが問題になります。
費用が安ければこれまで通り洗濯機が使えるようになる為にも依頼したいところですが、ただでさえ引越しにかかる費用が多いと、出来る限り料金を抑えたいところです。
費用の相場が分かれば、業者を比較して依頼しやすくなるのではないでしょうか。
そこで、引越しの際に洗濯機の取り外し・取り付けを行う際の料金はどれくらいかかるのかなどをご説明しましょう。
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もくじ
引越しの際に業者が洗濯機の取り外し・取り付けを行う際の料金はどれくらい?
洗濯機の取り外しや取りつけの際のお金をかけたくないというのであれば、自分で設置しても良いでしょう。
しかし、自分で洗濯機の取り外しや取り付けを行うと、慣れていない人は失敗する可能性が高いので二次被害を起こすことすら考えられます。
被害が広がると余計な料金が発生しかねないので、素直に業者に依頼したほうが良いでしょう。
では、業者に洗濯機の取り外しと取り付けを依頼した際の料金の相場はどれくらいなのでしょうか。
業者に洗濯機の取り外し・取り付けを依頼する時の料金の相場は?
一般的な洗濯機の場合、
取り外し:1500円から3000円
取り付け:3000円から4000円
以上が相場となっています。
一般的な洗濯機だとサイズがそこまで大きくないので重量もそれほど変わらない為、運ぶのに手間がかかりにくいです。
もし自分で洗濯機の取り外しや取り付けを行う場合でも意外に一人で持ち運べることも少なくないなど、苦労しにくいでしょう。
しかし、それでも自分の勝手な判断で取り外しや取り付けを行ったことで様々なトラブルが発生することもあるので、損害を出して余計な料金を発生させるよりも素直に依頼するのが得策です。
ドラム式洗濯機の場合、
取り外し:5000円~
取り付け:9000円~
以上が相場となっています。
一般的な洗濯機と違ってここまで相場が違うのは、ドラム式洗濯機が非常に重いからです。
そこまで重い物を引越し先にまで運んでいかなければならない為、業者もきちんと滞りなく設置する為に気を遣わなければならないでしょう。
逆に言えば自分で運ぼうとするとさらに大変ですし、一般的な洗濯機よりも様々なトラブルが発生する可能性が高いです。
なおさら危険なことが多くなるので、業者に依頼した方が安全に運んでくれるでしょう。
業者に取り外し・取り付けを依頼する時の注意点
無事に引越し先で洗濯機が使えるようになる為にも業者に取り外しや取り付けを依頼した方がいいのですが、依頼する時に様々な注意点があります。
・洗濯機を滞りなく搬入することが出来るかどうか
・防水パンに入るかどうか
・排水口や蛇口の高さや位置
・洗濯機の付属部品が揃っているかどうか
主に以上の注意点があります。
業者に洗濯機を運んでもらっても、玄関口や階段などで引っかかってしまっては取り付けを行うことが出来ません。
クレーンで設置するという方法もありますが、その場合だとクレーンが使えない時に対応出来ず、搬入だけで2万円から3万円、搬出の時にクレーンを利用しようものならその倍はかかるといっていいでしょう。
つまり、クレーンを利用しない場合は事前に洗濯機が無事に室内に搬入できるかどうかを確認しなければならないのです。
もし無事に洗濯機が室内に運ぶことが出来たとしても、その際に水漏れなどが起きても引越し業者の保険でカバーすることが出来ないので注意しましょう。
水漏れなどのトラブルを避ける為に引越し業者は電気工事会社などに外注していることも少なくなく、そちらに対応してもらうことがあります。
しかし、外注する場合でも当日になって電気工事会社が付属部品の交換の為に料金を別途で請求してくる可能性があります。
そうなると取り外しと取り付け以外に費用がかかることになるので、引越し業者に依頼する前にどれくらいの料金がかかるのかを聞きましょう。
また、電気工事会社によっては自分の与り知らぬところで工事を始めることがあります。
この時に勝手な追加料金が発生していることがあるので、もし勝手な工事で追加料金が発生していたら引越し業者に問い合わせましょう。
自分で洗濯機の取り外しと取り付けをすれば料金はかからない!
業者に依頼すると料金が発生しますが、もし自分で運ぶのであれば料金がかかることはありません。
代わりに気を付けなければならないことは多くありますが、それさえ気を付けていれば無料で洗濯機を新居に運び出すことが出来るでしょう。
では、自分で洗濯機の取り外しと取り付けを行う時の注意点についてご説明しましょう。
自分で洗濯機を取り外す方法
もしも業者ではなく自分で洗濯機の取り外しを行うなら、様々な注意点があります。
まず、先に洗濯機の内部に残っている水を抜かないと、運んでいる最中に水が漏れてしまい、怪我や周辺の家電の故障の原因になります。
そうならない為にも、給水ホースと本体の水を抜きましょう。
給水している蛇口を止めてから1分ほど運転させると、給水ホースの中に残っている水が抜けていきます。
その次に脱水を最短時間で行うと、本体の中に残っている水が抜けていきます。
そこから電源のコンセントと給水ホース、アース線を取り外していきますが、給水ホースの中にはまだ水が残っていることがあるので、忘れずに抜いてからビニール袋に入れておきましょう。
次に防水パンに取りつけてあるエルボと固定バンドを引き抜き、排水ホースを取り外していきます。
なお、賃貸住宅の場合はエルボと固定バンドは持っていかないようにしましょう。
このエルボや固定バンドは次に住む人が使うものなので、持っていくのはマナー違反です。
もちろん排水ホースの中にも水が残っているので、水抜きをして綺麗に洗ってからビニール袋に入れて保管します。
自分で洗濯機を取り付ける方法
自分で洗濯機を取り付ける時も、業者に依頼するのと同様に事前に正確なサイズを確認しておきましょう。
また、洗濯機の取扱説明書にもサイズが記載してありますが、子のサイズは付属部品などのサイズが考慮されていないので基本的に当てになりません。
したがって、メジャーなど自分の手で計った方が確実です。
まず最初に、洗濯機を水平になるように設置します。
この時に傾いていると洗濯機の振動の影響を受けやすくなったり、水漏れの原因になったります。
必ず水平器を確認して、足を調節しながら設置しましょう。
設置が終わったら、次に排水ホースを排水口のエルボに接続し、バンドで固定します。
次に給水ホースを洗濯機の給水口と蛇口に接続します。
電源コンセントとアース線を接続したら試運転させましょう。
ここできちんと排水などがされるようであれば、問題なく洗濯機が使えるようになります。
この時、防水パンが小さかったり蛇口が届かなかったりすることがあるので、防水パンを底上げしたり、今の洗濯機に合う形状の蛇口を交換しましょう。
特にドラム式洗濯機は非常に重量があるので、後で搬入しようと思ったら入らない、なんてことがないようにしましょう。
せっかく重いものを運んで来て、設置出来ないでは話になりませんからね。
洗濯機を運ぶ時の注意点
一般的な洗濯機でさえ30キロから40キロはあるのに、ドラム式洗濯機ともなれば80キロ程度の重さになります。
これを一人で運ぶのは難しいので、2人以上で運ぶのが望ましいでしょう。
また、洗濯機を運ぶ際には決して激しい振動を与えず、横にしないようにしてくださいね。
洗濯機の内部には長い棒のようなものが設置されており、横にして負荷がかかるとあっという間に破損してしまいます。
特に洗濯機を横にして運んでしまうと、洗濯槽の重みで故障してしまう可能性があります。
運ぶ時は必ず縦、車に載せる時の必ず縦に入れて倒れないように固定しましょう。
さいごに
洗濯機は重量がありながら、些細なことで故障・破損してしまうことがあるデリケートな家電です。
自分で運べば料金がかからないのでお得ですが、代わりに厳重な取り扱いをしなければならず、様々なことに注意しなければなりません。
料金を支払って業者に依頼すれば、プロが難なく運んでくれるので故障・破損しにくいのが大きなメリットでしょう。
自分で取り外し、取り付けを行ったことで余計な料金が発生するより、最初から一定額を支払って運んでもらった方が安心して使えるのではないでしょうか。
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