引っ越しの際に家賃交渉をしようと考えている人が知っておきたいのは、いくらまで家賃を安くすることができるのかどうかです。
家賃の値下げを交渉するにあたり、大幅に値下げしてくれるパターンはほぼありません。
もし大幅な値下げをしてくれるとなれば、それは本当にラッキーだと思っていいでしょう。
家賃を値下げしてくれる相場が分かれば、家賃交渉をする際の大きな目安になります。
後はタイミングや時期を狙って交渉すれば、家賃の値下げに成功するかもしれません。
そこで、家賃交渉をする場合、いくらまで安くできるのか、相場はどれくらいなのかについてご説明しましょう。
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もくじ
家賃交渉ではいくらまで安くなるのか
家賃交渉を行う上で気を付けておきたいのは、どのくらいなら安くしてくれるのかについてです。
事前調査で入居したい物件が他の物件よりも割高だった場合、大きく値下げしてくれる可能性がありますが、割高になっているケースはあまりありません。
この場合、基本的な物件にて家賃交渉を行う場合はいくらまで家賃を安くしてくれるのでしょうか。
家賃交渉で値下げしてくれる金額の相場は?
家賃交渉で絶対にやってはいけないのが、いきなり大幅な値下げを要求することです。
いきなり大幅に値下げしようとしてもまず応じてもらえませんし、大家さんに対して失礼です。
したがって、家賃交渉をする際には基本的に少額ずつ値下げしてもらうようにしましょう。
いきなり大幅な値下げに応じてくれるわけではないので、1000円から3000円が値下げしてくれる相場だと言えます。
一見すると高い家賃の割には少ししか値下げしてくれないと思うかもしれませんが、家賃交渉は必ずしも成功するとは限りません。
むしろ1000円から3000円も値下げしてくれる余地があるものだと、喜ぶべきなのです。
本来であれば家賃交渉に成功する確率は半々なので、家賃交渉に成功しただけラッキーだと考えましょう。
しかし、時期によって家賃交渉に成功する確率は大きく変わります。
繁忙期は多くの入居希望者がいるので、家賃交渉に応じている暇はありません。
反対に閑散期は入居希望者がかなり少ないので、家賃交渉に応じてでも契約したいと考えています。
閑散期に家賃交渉を行う場合、条件によっては5000円から1万円ほど値下げしてくれることもあるでしょう。
引っ越しを考えているなら、できる限り閑散期に引っ越すのがおすすめです。
家賃交渉がしやすい物件とは?
基本的に気になる部分がない物件の家賃交渉を行うものですが、物件によってはより多くの家賃を値下げしてくれる余地があります。
家賃交渉がしやすい物件ほど、交渉に成功する確率も高くなるでしょう。
では、家賃交渉がしやすい物件についてご説明しましょう。
敷金や礼金が無料
基本的に物件の契約をする際には、家賃1ヶ月分の敷金礼金を支払う必要性があります。
しかし、中には敷金礼金が0円というお得な物件があります。
こちらとしては敷金礼金の合計2ヶ月分を支払わなくていいので、非常にお得ですよね。
ですが、大家さんにとっては苦渋の決断になっていることもあります。
何故なら、敷金や礼金を0円にしてでも入居希望者を募集しているからです。
敷金礼金が1ヶ月分かかる条件のままではなかなか空室が埋まらないことを危惧した大家さんは、これ以上空室リスクを抱えない為に敷金礼金を0円にしたということも十分に考えられます。
それでいてやっとの思いで入居希望者が現れたとなれば、それを逃す手はありません。
何としてでも契約してもらう為に、家賃交渉に応じてくれる可能性が高いでしょう。
築年数が10年以上の物件
家賃構想ができないケースの一つとして、新築物件が挙げられます。
新築したばかりの物件は収益の関係から絶対に家賃交渉には応じてくれません。
しかし、外観の古さ、部屋中の古さや老朽化、設備の交換の必要性など築年数が10年以上の物件は様々な問題を抱えています。
つまり、築年数が経っている物件程多くのリスクを抱えているということになります。
そんなリスクを抱える物件にこれから住もうと考えている以上は、大家さんとしても家賃交渉に応じざるを得ないでしょう。
これから様々な費用を負担する可能性があるとなれば、値下げする金額を増やすこともできます。
最寄り駅から物件が離れている
物件の中でも特に人気があるのは、最寄り駅まで約数分といった物件です。
最寄り駅に近い物件は非常に人気があるので、その物件の大家さんは家賃交渉に応じることはあまりないでしょう。
ですが、最寄り駅から離れている物件なら話は別です。
最寄り駅まで徒歩数十分であったり、公共機関がバスしかないなど、明らかに住人にとって住みにくい物件だと入居希望者もなかなか現れない傾向にあります。
大家さんとしても入居希望者を確保したいところですし、こちらも家賃交渉の手段にしやすい格好の環境だと言えるでしょう。
低い階層の物件
物件は基本的に角部屋や高い階層になるほど家賃が高くなる傾向にあります。
しかし、同じ建物であっても見晴らしや日当たりの面から高い階層に入居者が集まる傾向があるので、逆に低い階層には入居希望者が現れない傾向にあるのです。
高低に限らず空室が埋まるに越したことはないので、大家さんが家賃交渉に応じてくれる可能性があるでしょう。
もちろん低い階層に住むにあたって何も気にならない場合の話ですが、たとえ家賃が多少安くなってでも入居希望者を確保したい大家さんとは条件がマッチするかもしれません。
日当たりが悪い物件
基本的に自宅に住むにあたり、日当たりが悪い部屋よりも日当たりが良い物件に住みたいと思うのが当然です。
日中に部屋にいる時に日当たりが悪いと部屋の中が暗く、洗濯物が渇かないなど様々なデメリットになってしまいます。
日当たりが悪い物件というのは大家さんにとって条件が悪い物件だと認識している可能性が高いので、家賃交渉しやすい物件だと言えるでしょう。
特に日当たりが悪くても気にしないというのであれば、家賃交渉を行うのがおすすめです。
長く空室が続いている物件
もしも空室が3ヶ月以上長く続いているような物件があった場合、大きく家賃を値下げしてくれる可能性が高いでしょう。
空室が長く続いているのは、立地条件が悪かったり日当たりが悪かったり、最寄り駅まで遠いなど住人にとって条件が悪い物件は人気がありません。
大家さんとしても人気がない物件も埋まってほしいと考えているので、長く空室が続いている物件に入居したいのであれば家賃交渉をしてみましょう。
さいごに
基本的に大幅に家賃を値下げしてくれることはありませんが、少しでも家賃が安くなれば今後の生活が楽になることには違いありません。
物件の様々な条件や状態によってはさらに値下げしてもらえる余地がありますし、他の人が懸念するような物件でも気にならないこともあります。
条件が悪いと感じたら家賃交渉を行うのがおすすめですが、あまりしつこく交渉を迫ろうとしないようにしてくださいね。
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